寒い夜、シングルベッドで直樹さんと肌を合わせて、私は幸せな気持ちでいっぱいだった。



全身に降るキスの嵐と、胸元で光るハートのネックレス…。



直樹さんとひとつになった瞬間、溶けるんじゃないかと思うぐらい体が熱くなった。





「千佳。

好きだよ…。」



「私も……す…き………

んっ……!」




直樹さんの言葉に体が反応する。



好きの気持ちが溢れすぎて、もう自分じゃコントロールできないよ…!





押し寄せる快感に身を任せて、私は自分の体がどこかに飛んで行っちゃいそうな感覚に襲われた。



やばい…



こんなの初めて…。







意識が朦朧とする中、私は直樹さんにぎゅっと抱きついた。





離れないように…






離されないように……