「無理矢理仕事手伝わせちゃってごめんな。」



そう言ってビールを飲み干した直樹さん。




そんな直樹さんの姿が私には大人に見えて、すごくドキドキしてしまう。



一人分の間を空けてソファーに二人。



さっきと同じなのにちょっと違う。





なんていうか、気持ちが近づいたような…、さっきよりちょっとだけ直樹さんといると安心している自分がいる。





「けっこう楽しかったよ。バイト!

直樹さんのシェーカー振る姿も見れたしね♪」




「惚れた?」




「バカ…!」



私の言葉にフッて笑う直樹さん。




悔しいくらい余裕の顔してる。



こっちは仕事しながらいろいろ考えてたのに!!




その余裕顔、崩してやるっ!