お店の鍵…私に渡しちゃってもいいの!?



大事な鍵なのに。







今日のバイトのせいか、体が少し重く感じる。



静かな部屋にいると眠くなっちゃいそう…。




「ふぁ〜ぁ…」




鍵を眺めながら、部屋の奥のにあるシングルベッドに横になった。





今日はいろんなことがあったな。



家の掃除して、

カレー作って、

いきなり陽菜に呼び出されたと思ったら直樹さんがいて……


ご飯食べ…………


キス……………して……………









「……か………千佳!」




…ん……。



「千佳!」



あ゛っ!!



いつの間に寝ちゃった!?


「今何時!?」



「もうすぐ2時だよ。

ごめんな、待たせちゃって!
約束のカクテル作ったんだけど飲む?」



「うん!」