三件目は――

陽か。


【気持ちに気づいたんだ。好きだってこと】


ぶへっ!!


……………淡い期待は儚く散っていった。


陽、頼むから主語をつけろ。何に、つーか誰を好きなんだ!?


と、突っ込みたいが現在、その本人はいない。


それよりも俺は、どうこのメールを花那に説明すればいいのか、そのことで頭がいっぱいになりそうだ。


三人とも、あとで覚えてろ!!


そのまえに、花那を説得しなきゃならねぇ。


俺の未来は――人生はこの説得にかかっている。





昌太へとバトンタッチ☆