「邪魔なんて思ってないよ。あたし、夕依が居てくれて本当に助かってる」


夕依が居なかったらもっと優斗に迷惑掛けてる


「でも、杏莉って愛されてるねぇ」


夕依の視線は下の方へと向いた


「キスマーク目立ってるよ…?優斗君って独占欲強いからな。」


夕依の言葉に赤くするあたし


「毎日、キスしてるもんねー。羨ましいよ…本当に」


“まぁ、杏莉が不安だからだろうけど…”と言う夕依は分かってるみたいだった


あたしが不安だと言うのもあるけど…。


2人きりになると優斗が醸し出す雰囲気が甘くて負ける


最近は隙あらばキスをしてくる優斗


でもね、すっごく嬉しいんだ…


優斗に愛されてるって実感するから。


「ニヤニヤしちゃって~。この幸せ者!!」


夕依は楽しそうにあたしをからかう