「杏莉、無理したらダメだよ?ゆっくり休も?」


「夕依、お休み」


あたし達は軽く挨拶を交わし夕依は部屋に戻った


「優斗…抱っこ」


「はいはい。甘えん坊だな」


優斗は文句を言わずにあたしをお姫様抱っこして部屋に戻る


「離れるの嫌だ」


こんなこと言うのはワガママかな?


「杏…」


耳元で名前を呼ばれると未だに恥ずかしい


「もうすぐ冬休みだね~」


「大志さん達のとこ行かなきゃな」


そういえば、お父さんにおいでって言われてたっけ?


「キスして?」


「体調は?大丈夫なのか?」


あたしは小さく頷いた


優斗は優しいキスをしてくれた


夕依が居るのは分かってたけど…


優斗の温もりを感じたかったの


あたし達は時間を忘れるくらいいっぱいキスをした