「可愛いよね。杏莉って…」


いきなり夕依がそんなことを呟く


「あぁ、コイツは充分…可愛いよ」


優斗はあたしの反応を楽しんでる


「優斗君の溺愛ぶりには驚いたなぁ。普段は素っ気ない感じでクールなのに。」


「俺が優しいのは杏莉だけ…」


“チュッ”と優しいキスをする


――うぅ…。


しかも、夕依が居る前でなんて!!


恥ずかしくて優斗の胸に顔を埋めた


「可愛い。今までに見たことない杏莉の表情が見れて楽しいし嬉しいわ」


「夕依まであたしをからかわないで!!」


……恥ずかしい


「ごめんごめん。杏莉が可愛かったからついね」


まぁ、夕依だから許すけどさ。


「杏、また調子良くないだろ?」


あたしは正直に頷いた


さっきまでは楽だったのにまたキツくなってきたな。