夕依は確信したように答える


「優斗君が優しいのは杏莉だけだよ?」


そういえば、夕依の観察力は凄いんだった…。


「だから、心配しなくて良いの。優斗君があれだけ“好き”って言ってくれてるんだから自信持ちなさい」


「そうだよね。ごめん…」


「謝らないの。でも、杏莉も出来ることをやりなね」


夕依に聞いてもらってスッキリした


それから優斗がお風呂から出て来るまで他愛のない話をして…


2人は夜御飯を食べていた


「優斗君、食器はあたしが洗うから杏莉とゆっくりしてて?」


「良いのか?」


「お世話になってて何もしないってのは良くないしさ」


優斗に食器の位置を教えてもらい片付けていた


夕依って手際良いんだよね


「杏…おいで?」


ソファーに座りあたしの名前を呼ぶ優斗に思い切り抱きついた