「あたし、優斗が居れば笑える」


優斗は“そっか…”と言いながらプリンを出してくれた


お腹空いてたからプリン1個を完食


「杏莉、大丈夫?」


リビングに戻って来た夕依が心配をしてあたしに声をかけてくれた


「うん。だいぶ落ち着いた」


「なら、良かった」


夕依が笑顔になってくれて安心した


「夕依、俺、先にお風呂入って来るから杏莉のこと宜しく」


「了解。」


優斗はあたしの頭を撫でて出て行った


「夕依…あたし、ワガママかな?」


「どうした?このお姉さんに言ってみなさい」


こういう時の夕依は頼りになるんだよね


「あたし、優斗の隣に居たいの。だけど、優斗のお荷物になりたくない。どうしたら良い?」


「杏莉は杏莉らしく居れば良いんだよ。優斗君だって杏莉から離れたくないのは見てれば分かるし」