「さて、飯作るか…」


「えっ…?」


「何?キスされるとでも思った?」


図星をつかれて言葉にならない


「ふーん。図星か…。可愛いヤツ」


「なっ…///」


「そんな杏も好きだよ」


なんて甘く囁いてリビングへ行ってしまった


これはすべて優斗の計算


あたしの反応を面白がってる


呼吸を整えてしばらく時間をおいてリビングへ行く


「杏、もうすぐ出来るぞ」


今日はうどんみたいだ


「最近、寒いから温かい食べ物な?」


優斗って未優さんに似て料理上手


男の子にしては手際良いし器用だし


見習うとこだらけ


「出来たぞ」


あたし達は黙々と会話無しで食事を食べる


「優斗、あたしが食器洗うよ?」


「良いよ。杏はゆっくりしとけ。」


優斗はあたしの体調や精神状況を分かってくれてる