「分かってるって。俺が愛してんのは杏莉だけだし、もう離すつもりはない」


杏莉が“嫌だ”って言っても俺が離せないだろうな。


「ただいま~」


瑠夏さんが帰ってきたようだ


「「お帰りなさい」」


見事に愛花とハモった


「冷蔵庫の中、空っぽに近かったから食料品買ってきたよ」


だから、瑠夏さんは出掛けたんだな


「すみません。ありがとうございます」


「あたしがしたくてしてるだけだから気にしないの」


瑠夏さんってやっぱり優しい人だな。


「さっ、あたし達は帰りましょ。」


「うん。優斗、また来るね」


愛花達は帰って行った


俺もすぐにお風呂に入り寝る支度をする


ベッドに行ってみるとうずくまって寝ている杏莉の姿


小動物みたいだ…。


俺はそんな杏莉を抱き寄せキスをして眠りに就いた