瑠夏さんと愛花と一緒にご飯を食べて…


後片付けは愛花がしてくれた


「愛花、サンキュ。」


「良いの。気にしないで」


ニコッと笑ったところは瑠夏さんとそっくりだ。


「愛花、ちょっと出掛けてくるから優斗と留守番しといて。」


「分かった。気をつけてね」


それだけ告げると何処かに行ってしまった


残された俺と愛花。


「ねぇ、優斗…。」


沈黙を破ったのは愛花だった


「…ん?何?」


「杏莉のこと幸せにしてあげてね?」


……何を言い出すかと思えば。


「杏莉を幸せに出来るのは優斗しか居ないと思う」


「何を根拠にそう言うんだ?」


愛花の目つきは真剣だった


「1回、別れたことあったでしょ?」


……まぁ。


「優斗と居る時の杏莉って凄く楽しそうだよ」


だと嬉しいけどな。