「杏莉ちゃんは今は分からないままで良いの」


優雅君はあたし達の反応を楽しんでるみたい


「とりあえず行くぞ」


優斗君は2人分の荷物を持ちあたしの手を引き優雅君から逃げる


「杏莉ちゃん、愛花にはちゃんと渡して置くからね」


あたしは返事をしたかったけど優斗君に強く引っ張られていて上手く身動き取れない


「優斗君、離してよぉ」


誰も見ていないところであたしが言って気づいたのかやっと離してくれた


「ごめん。俺も気の小さい男だな」


「えっ?」


「杏莉と優雅が話してるのに嫉妬した。」


優斗君が真っ赤になってる気がする


「まぁ、杏莉がどう思ってるか分からないけど帰ってから話すから」


と言って優斗君は携帯を取り出し誰かにメールを打っていた


話ってなんだろ…気になるよ。