「愛花でも、甘えるんだな?」


あたしの頭を撫でながら呟く優雅


「本当はずっと甘えたかったの。」


「分かってるよ。これからは思いっきり甘えて良いんだからな?」


「本当に良いの?」


優雅は頷いてくれた


「点滴外れたらゆっくりしような」


「うん。ありがとう」


優雅の前では素直になろう


それからは他愛のない話をして時間を潰した


「もうすぐ杏莉ちゃん達来るんじゃねぇの?」


杏莉、来てくれるのかなぁ?


「愛花!!」


噂をすれば杏莉がやってきた


「買い物ついでに連れて来たわよ」


袋を抱えたママが帰って来た


「ママ、ありがとう」


ママはあたしの頼んでいたものをテーブルの上に置く


此処は個室でソファーやテーブルなど必要最低限のものは置いてある