「泣きたい時は思い切り泣きなさい。溜め込まなくて良いの。」


ママは本当に良き理解者だ


あたしは言葉に甘えてママに縋り付いて泣いた


泣いてる間、ママは何も言わずに頭を撫でてくれていた


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どれくらい泣いたのだろう


「落ち着いた?」


ママは心配そうに覗き込む


「うん…ママ、あたし本当に3日くらいの入院なの?」


実際はもっと長い気がする


「本当はね、1週間なの。バイトと学校の両立で疲れてるみたいで…鮎川先生にも許可もらったしゆっくり休みなさい」


「病気とかじゃない?」


「そんな酷い病気じゃないわ。貧血起こしてたのよ。幸い軽くで済んだけど…」


酷い病気じゃないと言われ安心したあたし。