イライラしながら俺は 学校を出た。 しばらく何も話さず 2人で並んで歩いていた。 「魅羽斗くん」 いきなり茉亜耶に 名前を呼ばれてびっくりした。 「なに?」 茉亜耶が俺を呼ぶなんて 珍しい。 「私の…家知ってるの?」 茉亜耶の家…? あっ…こっちであってるのか? 「知らないから案内して。」