しばらく泣いて叫んだら
落ちつきを取り戻ししていた。

この温もりは…
成哉じゃない…
魅羽斗…

「魅羽斗…助けて…
怖い…成哉に…成哉に…
殺されちゃう…」

お願い…魅羽斗…
私を助けて…

「なにがあった?
成哉とか言う男になにされた?」

魅羽斗は更に抱きしめる
力を強めてきた。

私は…ゆっくりゆっくり
魅羽斗に…成哉との話を
しはじめた。