真治はよく言葉の選び方を間違いますが、何度もアレを聞いた銀子が真治の告白を信用できないのも仕方ありません。




「へぇー、年下好きなんだ」




「高科君、何を考えてるのか知らないけど心配してくれなくてもいいから。
 私は“年上”だし“年増”だし“大人”なんだから大丈夫」




“女とは認めない”や“萎える”など真治の言葉を思い出して、銀子もさすがに皮肉を言ってしまいます。




「球技大会の時も“亜耶ちゃんのためにホームランを打つ”って張り切ってたよね」




「で亜耶ちゃんのために打ったホームランで銀子さんを骨折させたんだ……」




二人にジトーっと見られた真治は色々な汗をかいて、気分が悪くなってしまいました。