「ああ、あの時の事ね。
 あれ? でも確か高科君って、受付のコがお気に入りだったよね?
 何度もそう言ってるのを聞いたけど」




それまで黙っていた銀子が思い出し顔で口を開きました。




「あと後輩の亜耶ちゃん……」




勝平と銀子にまっすぐに見られた真治は、軽く青くなって焦ります。




「そうそう、確か“付き合うなら年下じゃないと”とか“同い年以上は女とは認めない”なんて言ってたよね、それから“年上萎える”とか…」




「わあぁーー、ごめんなさい、すみません、勘弁してくださいーー。
 あれは年下が好みだって言いたかっただけで……」