び、病院って、・・・・・・・・病院って!!!!!!



「嘘でしょ!?あんたが!!?」


『えええ!?いや、ほん、本当ですよ!』


「嘘!!!しかも自営業じゃないから!!え、でも自営業・・・?病院って・・自営業?」

『あ、う、ちょっと違うかな・・・父の会社を継いだんです。』


つ、継いだって・・・・!
こいつ、・・・・・・・坊っちゃんだ・・・・!!!!


衝撃の事実に唖然として、黙ってしまった私を不審に思ったのか


『・・・・と、凱那さん?も、もしもし・・・・とと、凱那さん!』

若干慌てたような声が、電話口から聞こえてくる。
私より馬鹿っぽいのに・・・・・
実際馬鹿だと思ってたのに・・・・・

なんだか詐欺のように感じて、沸々と怒りが込み上げてきた。



「何よ、お坊ちゃん。」


『あ、良かった・・・・って、ええっ!?おお、お坊ちゃん?』


「なるほど、金にものを言わせてストーカーしてたのね。最低。じゃ、もう切るから。」


『ちょ、え!?まままま待ってください、凱那さん!ぼ、僕、あの、な、何かお気に障った事を言いましたか?』


「うるさい!見た目詐欺なのよ、お坊ちゃん!じゃ!」

『とき』



ブチッ


ツーツー・・・・・