「3、2、1、0!10分経ったから行こう!」


『うん…。』



タメ息を1つ零してから席を立った。



「ここは私が払ってあげるから元気出して!」



チカは下を向きながら小さく頷く。




会計を済ませたミリがカフェを出ようとドアに手を伸ばした時だった…。



「やばっ…。」


そぅ言ってミリはカフェ内にあった観葉植物の影に焦って隠れた。



「チカ!」


ミリはスタジオの方を指で差している。