幼かったケンには堪え難い孤独…。



あまりにも残酷な現実…。




貴方の心…。



見えない雪に打たれても冷たい風に吹かれても、今まで耐え続けていたんだね。




悲しい瞳も寂しそうな背中も全部そのせいだったの?




だから全てを塞ぎ込んでしまったの?




そうだとしたら私は願います。




貴方から笑顔も涙も奪い取った過去を消すコトはできないけど…、そんな貴方が1人ぼっちで居ていいはずないから…。




貴方が過去に流した悲しい涙…。




どうか…。


これからは流した涙の分だけ幸せが訪れます様に…。




なぜ私に話してくれたのかは分からない。



マサキさん自身、自分の口から言うコトじゃないっていうのも分かっていたはず…。



それでも私に話してくれた。




それは何かを託された…。



そんな気がした。