突然、店の扉が開き、驚いたハナはノートを床に落とした。



外の雪は先程よりも強く降っている。




「キワ…。そんなに慌ててどうしたの?」


「はぁ…。はぁ…。ケンが…。ケンが…。」




ケン…?



私の大切な人…。



私の愛する人…。



ケン…。