「どうしたの?タメ息ついちゃってさぁ!」



振り返ると後ろにミリが立っていた。



『うん…。ちょっと考えゴト…。』


「最近、ボーッとしてるもんね〜。何かあったの?」



ミリは心配そうにチカを見つめる。



『ミリはさ…。もし夢と現実が目の前にあって、どっちか1つを選ぶとしたら、どっちを選ぶ?』



自分の答えが見つかるまでは誰にも知られたくなかったはずなのに、つい口に出てしまった。