こんな時に思い出す君と交わした会話…。




「もし、色の出なくなったクレヨンがあったらチカは捨てる…?」


『う〜ん…。どぅやったら色が出るか考える!』




君が教えてくれた…。




輝きを失い見向きもされなくなったモノ…。



要らなくなって捨てられたモノ…。



価値がなくなったモノ…。



そんなモノでも誰かが必要としてくれるなら、俺は何度だって立ち上がる。



この右手が動かなくなったとしても…。



この身が朽ち果てようとも…。




まだ俺には生きる理由がある。