その日はチカに“スタジオへ泊まる”と嘘を付いて1人で考えた…。



答えのない問題を考え続けた。




息をしているのに呼吸してないみたいで…。



ここに居るのに存在していないみたいで…。



ただ浸っていた…。



悲しみという絶望の空間に…。



もぅ涙も枯れ果てた。



窓の外では大粒の雨が降っている。



まるで俺の代わりに空が泣いている様だった…。