そして2時間後…。



撮影中に掛かってきた1本の電話…。




「ケン君…。大事な話がある。何時になっても構わないから今日中に病院へ来てくれないか?」



院長の声は電話口に伝わってくる程、重々しいものだった。



ケンは妙な胸騒ぎを感じつつも撮影を続け、病院へ着いたのは23時を回っていた。