マサキはチカの両親へ全ての事情を話した。



今の状態のままニューヨークへ1人で行かせるのは危険と承知の上で必死に説得を続けた。




自分の記憶を取り戻したいというチカの意志も…。



チカの記憶が戻る唯一の可能性はコレしかないコトも…。



1人で行かなければ意味がないコトも…。




その説得は数時間にも及んだ。




そして、マサキが全面的にサポートするコトを前提に何とか承諾をもらうコトができた。


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