それでも忘れられないのは、あの頃が幸せだったから…。



幸せな記憶しか浮かんでこないのは、あの頃より幸せじゃないから…。



忘れたいのに涙が溢れるのは、今でも貴方を愛しているから…。



言葉にならない悲しみと切なさで涙が溢れた。



体の力を緩めていっぱい泣いて、後は立ち上がるだけ…。



そしたら、孤独に耐えられず泣きたい夜も抱えきれない程の悲しみに包まれる夜も大丈夫…。



きっと大丈夫…。



この涙を“冷たい”と感じられる内は私の心にもまだ“温もり”が残っているという証だから…。