「この先、どんなコトがあってもチカは俺の全てだというコトを覚えていてほしい。愛してる…。」



瞳に涙を浮かべながら頷く。



『今の言葉…。メールで送って…。』


「どうして…?」


『素敵な言葉…。永遠に保存しておきたいの…。』



ケンは笑いながら再びチカを強く抱き締めた。




こうしてケンと居るコトが幸せだった…。



だから、怖かった…。



いつか、この幸せが壊れてしまうんじゃないかって…。



幸せ過ぎて初めて怖いと思った。