自分から言い出したが、バイクに乗るのは初めてで少し怖気付くチカ…。




「電車にするか?」



優しい問いに激しく首を横に振った。




「ホント大丈夫か?」



今度は首を縦に振る。



ケンはチカにヘルメットを被せ、柔らかいキスをした。




「これで大丈夫!怖くなくなったろ?」



いつも貴方は私に魔法をかける。



『うん!』



貴方の言葉は全て私を不安から安心へと変えてくれる。



2人はバイクへ乗り、お台場へと向かった。