「いつか俺も人以外にメイクをしてみたい。」



私は目を閉じて、貴方の数年先を思い浮かべる。



貴方は人や物にメイクをして、沢山の幸せを運んでいる。



その隣に私は居るのかな…?



時々、こんな風に不安を感じている自分が嫌になる。



強い風に揺さ振られ、舞い散る桜の花びらの様に私から強さを奪ってゆく。