そして、火葬場で最後の別れを告げた。




アリサの葬儀の日…。



遠くで煙り立つ火葬場の方角を見つめて泣き崩れる俺を慰めてくれたのは、ばぁちゃんだった。




その4年後…。



ばぁちゃんがその火葬場で灰になり、遠い場所へと旅立った…。




“天国”…。



それがどんなに曖昧で不明確でも残された者が今を生きてく為には必要なのかもしれない。




“どこかで見守ってくれている”




そぅ思わなければ全てが崩れ落ち、自分を保てなくしまう。