「何がキッカケで仲良くなったんですか?」


ミリの素朴な疑問…。



「俺から声を掛けた…。何で声を掛けようと思ったかは覚えてねぇけど…。」



マサキは頭の後ろで手を組んだ。



『きっと“運命”です!その出会いには何かの“意味”があったんですよ!』



売店で買ったタコ焼きを頬張りながら大きな声でチカが言った。



「そぅだよねぇ!私とチカが出会ったのも運命だもんねぇ!」



“運命”




その言葉にマサキは敏感に反応した。




「アレがケンの“運命”なのか…。」



意味深なマサキの言葉…。




過去に何かあったのかな?




チカが聞こうとした瞬間、運転席のドアが開いた。