『はい…。ありがとうございます。』




ミリ…。



それにマサキさん…。



2人の言葉に何度助けられただろう?



どれだけの勇気をもらっただろう?



ありがとう…。




不安と迷いの狭間に揺れ動いた心から一歩を踏み出し、チカは走った。




遠退いてゆく背中へ少しでも近づく為に…。



ここで逃げてしまったら、もぅ貴方には会えない…。



そんな気がしたから…。