ピピピッ…、ピピピッ…。



タイムの音が鳴り響く。



「はい。止め…。」



店長の声でアシスタント全員の手が止まる。





タイムオーバー…。



昨日はタイムに入ったのに…。



やっぱりウィッグと人頭では違う…。




「スタイリストのチェックが入るからアシスタントは休憩室で待ってて!」



教育班長であるアヤさんの声でアシスタントは休憩室へと一気に流れ込む。




休憩室では自信がある人も居れば、不安を感じてる人も居る。



ただ、チカの結果だけは明らかだった。