フロアーにはハサミの音とドライヤーの音しか響いていない。




スタイリスト達は無言のまま、色々な角度から視線でチェックを入れてくる。



それが更に緊張を高めていった。




「残り5分…。」



その掛け声で手の動きは早まり、気持ちも焦る。