「アイツにとってアレはアリサからもらった大切なプレゼントなんだ…。」





そんな大切な思い出をプレゼントしてくれたアリサにしてしまった許されるコトのない事実…。



そんな忌(い)まわしい事実と大切な思い出を重ね合わせる様にして左手の小指に宿し、ずっと傷口として憎い自分を閉じ込めてきた。




まるで、アリサの優しさで憎い自分を中和させる様に…。




あの日々を焼き付ける為だけの深い刻印…。