ジリリリ…。



目覚ましの音で目が覚める。



昨日は色々なコトを考えていて眠れなかった。




ケン君のコト…。



それにリュウのコト…。




でも、その中でチカには1つの結論が出た。



ずっと心の中で避けてきた、この気持ち…。




顔を洗って、しっかり目を覚ましてからケータイを開く。





  〓送信メール〓


  〔リュウ〕


今日の営業後、時間ある?





そぅメールを送り、いつも通り仕事場へと向かった。





出勤して、すぐリュウに聞かれたコト…。



「何かあった?」


『後でね…。』



そぅ濁した。




営業中も敢えてその話には触れなかった。



というよりも触れる暇もないくらいに慌ただしく時間は過ぎ、あっという間に営業は終了した。