小児科病棟内に入ると、すぐに見えたのは入院してる子供達が遊べる様にと作られた室内公園…。



そこで遊んでいる子供達…。



子供達の表情は笑顔で溢れていて、少し驚いた。



その姿を見るまで病院っていう場所は悲しい空間に包まれていて、そこには悲しい時間しか流れていないと思っていたから…。



でも、違った。



大きな病気と闘っている小さな子供達が“笑顔”で遊んでいる。



とても温かく優しい“笑顔”…。




その日から病院へ来る度に小児科へ立ち寄って子供達と遊んだり、話したりした。



そんな中で遊んでいると自分が小さく感じた…。



些細なコトで悩んでる自分が恥ずかしく思えた。




今から思えば、彼女もそうだったのかもしれない…。