「チカも向こうの席に居るんですけど連れて来ていいですか?」


「あぁ!連れて来いよ!」



その場からミリがテーブル席に居るチカを呼んだ。



「チカ!マサキさんが一緒に飲もうってぇ!」



さっきまで落ち込んでいたのがウソの様に嬉しそうな表情で駆け寄るチカ…。



ミリは気を利かせ、マサキの隣に座った。




私の席はケン君の隣…。




『失礼します!』



チカは緊張を隠す為、あえて明るく振る舞った。



嬉しそうに笑顔を浮かべるチカに向けてミリがウィンクをする。




私ってダメな女…。



いつもミリに助けられてばかり…。



ありがとう…。


ミリ…。