席に戻って来たチカの顔を見たミリが異変に気付いた。



明らかに落ち込んでいるチカ…。



トイレの前で何があったのかなんてミリは知るはずもない。




「どした?何かあった?」


優しく聞くミリにチカは首を振るばかり。



するとミリは何かを決意したかの様に席から立ち上がり、歩き出すとソファー席の前で足を止めた。