「こんな雰囲気のいいBarなんて来たコトないよね!」



感激しているミリをよそにソファー席ばかり見つめているチカ…。



「チカ!聞いてる?」


『ごめん!聞いてるよ!』


「ソファー席が気になってしょうがないんでしょ?」


『ミリもソファー席に居るって気付いてたんだぁ!』


「だってチカ…。さっきからソファー席しか見てないもん!」


『ごめん…。』


「でも、どのタイミングで席に行くつもり?」




わからない…。



どんなタイミングで入っていけばいいの?



分からないまま時間ばかりが過ぎてゆく。