Dunhillの前でチカは一歩が踏み出せず立ち止まった。




緊張と嬉しさが混じり合ったチカの胸は高鳴っている。




「行くよ!」


ミリはチカの腕を掴み、店へと引っ張り込んだ。




「いらっしゃいませ!何名様ですか?」


ミリは無言のまま指を2本立てた。



「はい!ご案内致します!」




店内は薄暗く、所々にブルーのネオンが光っている。



ジャズ調の曲が流れる落ち着いた雰囲気のShot Bar…。