『お疲れ様です!』



チカは元気に休憩室へ入る。




そこには会話を弾ませているマサキとリュウの姿があった。




「チカ…。昨日はミリと一緒に居たのか?」


リュウと会話していたはずのマサキがチカに問い掛けた。



『はい…。』


突然の問いでチカの声は裏返りそうになる。



「そっか〜。どこ行ったんだ?」


『カフェ行ったり、吉祥寺をブラブラしてましたけど…。』


「ふぅ〜ん…。ミリのやつ、何でケンのスタジオ現場なんて聞いたんだろ…。」


マサキは独り言の様に呟いた。