悲鳴はいつもいつ聞いている。
女子がいつも悲鳴を上げている
もう、皆さんもお分かりだろうけど、悲鳴を上げている中にいる奴に悲鳴を上げているのだ。
その奴は、学校の王子様といわれるほどかっこいいそうだ。
「今日も王子、人気だね」
梨々が言ってきた。
梨々は、あいつのこと王子っていっている。
でも、私にとってあいつは[くそ]と、同じ分際なんだよね。
まあ、私は男が嫌いだからこんな事言えるんだけど、くそ(王子)を取り巻くファンの皆様に血まみれにならないよう、心中で思っているんだよね~
そう、思いながら、くその方を見てみたら、くそと目があってしまった。
私はすぐさま目をそらした。
うわぁ、最悪、吐き気がする。
そんなようすに築いた梨々は、
「大丈夫?美緒」
心配してきた梨々。
「大丈夫。いつもの事だから」
そう言うと梨々は、まあ、頑張れって言ってきた。
いつもどうりだなあ。
そう思ってたけど、違った。
俺は、大宮陸。
学校では、別名《王子》と、呼ばれている。
学校に行って校門を通り過ぎると、
「「「キャーーーーー」」」
耳いてー、まあ、こんな様だ。
俺は、二重人格だ。だからこんな事を思っても、女子に優しくする。
「おはよー、皆さん」
毎日同じようなことの繰り返し。なんかないかなあ
そう思って周りを見ていると、冷ややかな目をこちらに向けている奴がいた。
不思議な奴。俺を見て騒がない。
そう思って、彼女の方を見た途端
すぐに、彼女の方から逸らされた。
やっぱり、不思議な奴。
面白い。
絶対、あいつを俺の虜にしてやる。
それから数日がたった。
俺は、あいつのことを色々調べた。
あいつの名前は秋川美緒だった。顔は結構可愛いかった。
また、学校で人気らし。
まあ、色々調べたけど、結構難しい奴を虜にしようとしているんだあ・・・・・・
俺は、その後授業をサボるために保健室にいった。
ある日のこと、何となく授業が面倒なので、仮病を使って保健室にいった。
これが最悪な出会いになろうとわ思わずに・・・・・
ガラガラガラ、
保健室のドアを開けた。
先生が居なかった。
まあ、後で話せばいいか。
そう思って、ベッドの中に潜った。
数分後・・・・・・
ガラガラガラ
誰かが入ってきた。
誰かと思ってカーテンを少し開けて見てみたら、そこにはクソがいた。
いや正確にいうと学校の王子様。
私はそう思わないけど。
それより何で、こんな所にこいつがいるわけ?
そう思ってずーっと見ていたら、あいつがこっちを見た。
そのままこっちにきたし、最悪。
保健室には、靴音が響いている。
止まったと思えば、いきなりカーテンを開けてきた。