「...あ!昨日の...」




「...どうも。」





洋太は俺と由美ちゃんの顔を交互に見る。



「え?!なになに?!お前ら知り合いなの?!マジ?!」





「知り合いって訳じゃないよ?昨日たまたまお店で...」





「そそ。俺のバイト先にお客で来てさ。ちょっと話しただけ...」





「へぇーーーでも、すげぇ偶然!世の中狭いなぁ...
ってか、由美、今から買い物行くんだろ?俺らも付き合うよ。荷物くらい持つし♪」




「で...でも...今から遊びに行くんじゃないの?」





「別に?遊ぶ予定なんてなかったよなぁ?智也。買い物くらい付き合うぜ?」





・・・まぁ、確かに。


特に予定もなかったし・・・。



それより何より、この由美ちゃんが一体何者なのかが気になっていた。




・・・洋太の何?



・・・昨日の女の子は?



・・・なんでスーパー行くんだ?






「おう。付き合うわ」




俺たちはそれから近くのスーパーに向かった。