「...はい?」





振り返ると一人の女性が立っていた。


小柄でストレートのロングヘアー。


化粧ッ気も無くて、パッと見、地味・・・な部類。






「...あの、ハロウィンの商品ってココだけですか?」





「あぁ...はい。今出してる分だけです...」





その女性は陳列棚を一通り見て、「そうですか...わかりました。ありがとうございます」


と、違う売り場に行った。





俺は「すみません...」とだけ言ってまた品出しを始めた。