ドリンクやら注文した物を乗せたトレイを持って、席に戻る。
さっきの由美ちゃんと同じ学校の子達は俺が由美ちゃんと同じ席につくのを見たからか、
コソコソと話し出したのが横目で見えた。
「お待たせ。はい、コレ」
「ありがとう!...並ばせちゃってごめんねぇ。おまけに奢ってもらっちゃって。」
「いいよ。気にしないで?
あ、あのさぁ。ハロウィンパーティの時なんだけど...」
「うん。何??」
「由美ちゃんの仮装は俺に任せてもらえないかなぁ??」
由美ちゃんは俺のその発言に驚いたようで・・・
おもいっきりアイスティーを噴出した。
「きゃっ!ごめんっ!!かからなかった?!
何してんだろ...あたし。ホントごめんっ!!」
「ハハハハ...そんな漫画みたいな反応されるとは思わなかったからちょっとビックリ。
」
「だって...仮装を俺に任せろなんて言うから。」
「なに?俺に任せたら不安ってこと?
大丈夫♪別にSMの女王様みたいなのは考えてないから。」
「ちょっ!?それは...違うけど...」
「俺、いい仮装思いついたからさ♪由美ちゃんにぴったりなヤツ!」
「...怪しくないよね??」
「大丈夫♪信用できない?」
「別に信用してないわけじゃないんだけど...洋太の友達だから...ちょっと」
「ハッハハ!俺じゃなくて洋太が信用されてないんだ?
っつうか、ホント大丈夫だから。俺に任せてよ♪ね?」
「...うん。じゃぁ、お任せします...」
由美ちゃんは半ば渋々・・・俺の提案を了承した。