ファストフード店に入り、一番奥の席に荷物を置く。




「由美ちゃん、何か食べる?俺買って来るからさ♪」





「あ、あたしはアイスティーで...
お金は後で払うね!!」





「いいよ、俺が誘ったんだし。
アイスティーね、ちょっと待ってて♪」






俺は財布だけ持ってカウンターに並びに行く。


夕方ともあって、学校帰りの高校生が沢山いる。



ふと目の前を見ると、由美ちゃんと同じ制服を着た女の子三人組で。


そういえば・・・由美ちゃんって友達とこうして出掛けたりもしないのかな・・・。


なんて考えていると、一人が由美ちゃんの姿を見つけたようで。






「ねぇねぇ!...あれってさぁ...2組の加納さんじゃない?」